今回は、「SEO対策で絶対にやらなければならないこと」について解説していきます。
あなたがSEO(検索エンジン最適化対策)を本気でやろうと思うのなら、あなたがやらなければならないことは、たったの一つです。
それは、日々のSEOの作業の中心として、GoogleやYahoo!などの検索エンジンユーザーの疑問、悩み、痛み、欲求、楽しみ、願望などの感情を満たすことができる高品質なコンテンツ(記事)を継続的に制作・発信していくことです。
よく、
「最高のSEO対策はSEO対策しないことだ」
と言われます。
本来のSEO対策というものがあるとすれば、この世の中にSEOというものがなくても当たり前に行うこと。つまり、あなたのビジネスのお客さん(クライアント)やお客さんになり得る人たち(見込み客)に向けて、有益なコンテンツ(記事)を継続的に制作・発信し続けることが求められます。
お客さん(クライアント)やお客さんになり得る人たち(見込み客)に向けて、有益なコンテンツ(記事)を制作・発信し続けることは、たとえ、検索エンジンで上位表示されなくても、継続的にやる必要があることです。
なぜなら、あなたが、どんなに営業が上手でも、あなたのお客さん(クライアント)やお客さんになり得る人たち(見込み客)は、あなたと会った後、あなたの話に興味を持ってくれていればいるほど、あなたの会社のホームページをじっくりと見る確率が高いからです。
そんな重要なタイミングで、お客さん(クライアント)やお客さんになり得る人たち(見込み客)があなたのホームページを目にした時、あなたのホームページが全く更新されていなかったり、知識や情報に乏しいか、知識・情報が雑然と散らかっていたとしたら、彼ら彼女らの興味や買う気は一気に失せてしまうでしょう。
逆に、あなたのホームページが、たくさんの興味深いコンテンツで満たされ、常に新しい知識・情報が更新されており、飾り気はないけれども、非常に分かりやすくシンプルにまとめられていたら、どうでしょうか?
きっと、彼ら彼女らは、そんなサイトを制作・更新しているあなたに好意を持ち、信頼を寄せてくれるでしょう。
そんな好意と信頼を獲得した結果として、彼ら彼女らは、そのサイトのコンテンツ制作者であるあなたが勧める商品・サービスを買ってくれる可能性が高くなるのです。
これは、生身の感情を持った検索エンジンユーザーを中心に据えた考え方であり、まずは何よりも検索エンジンユーザーに注目することこそが、その出発点となります。以下はその着目点の一例です。
- 検索エンジンユーザーが抱えている夜も眠れないくらいの課題や問題、痛み、悩み、疑問、質問は何だろうか?
- その課題や問題を解決しようとする時、GoogleやYahoo!などの検索エンジンに入力する検索キーワードはどのようなものだろうか?
- 検索エンジンユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンユーザーの検索結果に求めるもの、彼、彼女らがより深く満足できるものは何か?
- 検索エンジンユーザーにとって、本当に役立つ知識・情報とはどのようなものか?
- 検索エンジンユーザーが思わず、他者と共有したくなるコンテンツ(記事)とはどのようなものか?
ちょっとだけでいいので、立ち止まって考えてみて下さい。
検索とは何でしょうか?
検索とは、検索エンジンユーザーが自分の課題や問題解決のために、また、自分の興味や関心を満たすために、新たな知識・情報を獲得しようとする積極的な行為です。
そして、GoogleやYahoo!などの検索エンジンは、検索エンジンユーザーと知識・情報をつなぐ役割を担っています。
そして、検索エンジンユーザーを満足させることができるような知識・情報を提供することこそが、SEOの本質的な役割なのです。
そのように考えると、「どうすればGoogleやYahoo!などの検索エンジンに、人気のあるキーワードで上位表示させることができるのか」と考えてはダメなのです。
SEO対策を行おうとする人がまず、何よりもやらなければならないことは、検索エンジンユーザーと向き合うことです。
SEO対策は、ひたすら検索者と向き合うものでなければなりません。
「検索エンジン中心」から「検索エンジンユーザー」中心へ
インターネットが黎明期だった2000年前後のSEO対策の中心は、検索エンジンと向き合い、検索エンジンのアルゴリズムを研究するという性質を強く持っていました。
つまり、検索エンジンと向き合うことが必要とされていました。
しかし、2013年9月27日にGoogleから発表されたハミングバードアップデートと呼ばれる検索エンジンのアルゴリズム、つまり、検索エンジンが評価する基準の更新で、これまで続いてきたSEOの考え方が全く変わりました。
具体的には、Googleは、それまでは検索エンジン上で、上位表示させることに不可欠であったページランクや被リンクの質・量はほとんど意味がなくなり、シンプルかつ純粋に、一つ一つの記事やページの「検索エンジンユーザーから見た時のコンテンツの質」のみを評価基準とするようになりました。
つまり、2013年9月23日を境に、SEO対策の中心は検索エンジンユーザーと向き合い、検索エンジンユーザーを研究するものへと変化しました。
この変化の本質は、検索エンジンの進化にともなう変化であり、「検索エンジンユーザーの疑問や、検索エンジンユーザーの置かれた状況に応じた有用なコンテンツを制作する」ことへの進化なのです。
まとめ
したがって、あなたがGoogleやYahoo!などに評価されて、あなたのサイトや記事を検索エンジン上位にさせたいのなら、検索エンジンユーザーと徹底的に向き合うことは決して、避けては通れないことなのです。